巨人・ビエイラ 最速160キロ計測も「まだピーク達していない」

 巨人の新外国人、チアゴ・ビエイラ投手(27)=前ホワイトソックス=が21日、東京ドームで行われた1軍練習に参加。実戦を想定した練習でマウンドから36球を投げ込み、最速160キロを計測した。

 開幕に向けてまだまだ伸びしろは十分だ。自己最速167キロの豪腕は「まだピークには達していないが、そこにもっていけるように準備していきます。今日の感覚はすごく良かったよ。球も強くなってきているのがわかるしね!」と好感触。3月10日、ソフトバンクとのオープン戦で記録した来日最速となる161キロに迫るストレートを投じた。

 普段は自身のインスタグラムに踊っている動画を投稿するなど陽気な一面をのぞかせるが、野球に対しての姿勢は勤勉そのものだ。春季キャンプでは自身の投球動画を見て研究。投球時のグラブの位置を修正し、乱れ気味だった制球を改善した。練習前には約30分に及ぶシャドーピッチングでフォーム固めに努めるなど、ラテン系のイメージとはかけ離れた部分を併せ持つ。

 新天地での挑戦はいきなり未曽有の事態に見舞われた。それでもブレずに調整を行うセットアッパー候補に、死角は見当たらない。

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