広島県高野連が県独自の代替大会を検討 夏の甲子園中止の場合

 広島県高校野球連盟の板森匡祐理事長(47)は15日、新型コロナウイルスの影響で今夏の全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)が中止になった場合でも、広島県独自の代替大会開催を検討していることを明かした。

 日本高野連は20日に運営委員会を開き、開催の可否について最終決定する方針だが、各校とも休校や部活動停止が続いており、感染のリスクもぬぐい切れないことから開催は極めて厳しい情勢だ。

 広島県高野連も県内各校の情報収集に努めながら日本高野連の決定を待っている状況だが、板森理事長は仮に甲子園大会が中止となった場合でも、「地方大会という位置付けは変わることになるが、広島県独自で代替大会を開催できないか検討している」と語った。

 広島県の緊急事態宣言は解除されたが、現在も多くの学校が休校しており、部活動再開のメドが立っていないところも多い。代替大会は7月中の開催を想定しており、「いつごろまでに通常の学校生活に戻れるのか。遅れている授業の問題や練習不足によるケガのリスク、感染予防の問題もある。教育委員会とも協議しながら決めていきたい」と、開催実現には乗り越えるべきハードルも多い。

 夏の大会は3年生にとっては集大成となる。「これまで培ってきた練習の成果を発揮できる場をなんとか与えてあげたい」(板森理事長)という“親心”を形に変えるため、今後も各方面と調整を続けていく。

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