日本ハム栗山監督 全収入12球団で分配を提案「大きな決断が必要」

 日本ハム・栗山英樹監督(59)が11日、北海道栗山町でオンライン取材に応じ、プロ野球開幕への提言を行った。この日の「新型コロナウイルス対策連絡会議」の場で挙がった試合開催地の一部地域への限定に触れ、「一番怖いのは選手の移動。そういう風にできるならその考え方はある」と条件を付けつつ理解を示した。

 本拠地・北海道からの移動は飛行機が主で、“限定”案が採用されれば移動リスクは抑えられる。一方で懸念されるのは、本拠地開催がないことによる球団収益の減少だ。栗山監督は「全収入を12球団で吸い上げて分配するとか大きな決断が必要。それだけのリーダー感を持ってトップはやるべきだと思う」と提案し、非常時に即した対応を期待した。

 また、感染防止のための指針を示す運営ガイドラインについても言及。「専門家の皆さんが、『こうしちゃダメだ』というものをはっきり出してほしい」と野球に集中できる明確な基準を求めた。

 開幕日はいまだ定まらないが、全国の新規感染者が減少傾向となっているのは開幕への明るい兆し。もちろん予断は許さないが、「先を読みながら、みんながやる、伝えてくれると信じている。今できることをしっかりやっていく」と栗山監督。自らも野球人の一人として一致団結で難局を乗り越えていく。

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