日本ハムが医療従事者支援 マスク5万枚、フェイスシールド920個を寄付

 日本ハムは28日、新型コロナウイルス感染症拡大により、医療現場で深刻な感染防護具不足が発生していることを受け、不織布マスク5万枚とフェースシールド920個を北海道を通じて寄付すると発表した。

 道内では累計感染者数が600人を超えており、一時は1桁台に鈍化した日ごとの新規感染者数も22日に過去最多の45人を記録。医療現場では感染防護具の不足に加え、医療従事者の心理的負担の増大や、外来診療などの減少で病院経営にも影響が出ている。

 球団は自主練習期間に入った選手らと4月上旬から支援策を協議。その折りに球団の取引先から医療物資が確保できたとの連絡があったため購入と寄付を決めたという。資金は過去のチャリティーオークション等で積み立てた「ファイターズ基金」と選手会費で、5月以降に道内の各医療機関に分配されていく。

 選手会長の中島卓也内野手(29)は、「感染を広げない努力を一人一人が続け、医療に関わる全ての方、そのご家族を温かくサポートしていく社会を一緒に築き上げていきましょう」と訴えた。栗山英樹監督(59)も「感謝しかない。何もできないが、応援する気持ちだけは何とかお伝えしたい」と医療従事者への思いを込めた。

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