ソフトバンク・高橋礼投手（２４）が２７日、ペイペイドームでの自主練習後にオンラインで取材に対応。春季キャンプに左太もも裏を痛めたサブマリンは、前日２６日にブルペン投球を再開。昨季の新人王が、早ければ６月中の開幕へ万全の状態に仕上げていく。

　「開幕するまで１カ月はあるんじゃないかと、選手の間でも話をしている。練習試合で結果を出して、開幕した時に先発として１軍にいるつもりでいます」と力を込めた右腕。リハビリの過程でも一進一退を繰り返し、想定よりも回復に時間を要していた。

　それでも現在は「太もものことを気にして練習することもない」と明かしたサブマリン。自主練習期間中には、愛知県に住む母方の祖母が亡くなったことを告白した。葬儀に駆けつけようとしたが、新型コロナウイルス感染防止の観点から家族に止められたという。

　「大事なこともできない。自分の身を守るだけでなく、人の命を守るためにも、一人一人が考えて行動しないといけない」と高橋礼。募るやるせなさは、シーズンが始まってからマウンドで晴らす。