東京五輪の１年程度の延期を受け、野球日本代表入りを目指す楽天・則本昂大投手（２９）、松井裕樹投手（２４）が２５日、それぞれ五輪への思いを語った。

　開催延期に則本昂は「僕も正直、１年後となると、これ以上の身体的な能力向上は難しい部分があるので心配」と不安を吐露。それでも「何としても来年は開催して、そこに選ばれるようにやりたい」と決意の程を語った。

　松井は「（開催が不透明で）個人競技の方とかは不安だったと思うので、早く決まってくれて良かった」と他競技の選手の気持ちをおもんぱかった。

　その上で先発挑戦の今季へ「チーム内の競争に勝たないといけない。まずはそこに集中する」と結果を残し、東京五輪代表へつなげる強い思いを示した。