プロ野球3・20以降は公式戦カードに沿って練習試合を実施
日本野球機構(NPB)は12日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、4月10日以降に開幕する複数のパターンを想定し、日程再編を進めていくことで合意した。開幕延期に伴い、11月7日開幕の日本シリーズは、同21日開幕となることが基本線に。クライマックスシリーズ(CS)については開催を前提とするが、4月24日まで開幕がずれ込んだ場合は変形開催となる可能性が出てきた。
当初の開幕予定日だった3月20日以降の日程については、すでに組まれていた公式戦カードに沿って練習試合を行うことになった。
巨人・今村球団社長は「今の公式戦の部分を生かしながら、調整は当該球団で相談して決めていく」と説明。20日から組まれていたカードのまま練習試合とし、今後は当該球団同士で開催場所や開始時間を見直していく。
例えば楽天は20日に本拠地・楽天生命パーク宮城で開幕予定だったが、寒さという課題があった。楽天・立花球団社長は「それ(公式戦)でない以上、各球団と話し合って、よりよい日程を組んでいければ」と開催球場変更を模索していく。
さらに負担の大きい移動試合などを避けるために3連戦を2連戦にするなど、試合数についても話し合いで変更が可能となった。
「とにかく選手の環境とかリスクを下げることを第一に考える」と立花社長。各球団が選手の移動による感染リスクなどを考慮しながら、調整の場を確保していく形となる。