「オープン戦、ソフトバンク－巨人」（１０日、福岡ペイペイドーム）

　ソフトバンク打線が初回から一挙５得点。巨人先発の戸郷をメッタ打ちだ。

　先頭の牧原が遊撃内野安打（坂本の悪送球も重なり二塁進塁）。続く今宮が右中間二塁打を放ち早くも先制点を挙げた。

　さらに３番の長谷川が右前打で無死一、三塁とすると、４番・バレンティンが１４９キロ直球をバックスクリーンまで運ぶオープン戦２号３ランを放った。バレンティンは試合前に、昨季まで同じユニフォームを着ていた巨人の石井琢朗野手総合コーチと談笑して「ビッグ・ワン」と大きな打球を一本かっ飛ばすことを宣言していたが、まさに有言実行の特大弾となった。

　攻撃はまだ終わらず、５番の松田が左翼席へ２者連続のソロ本塁打を叩き込んだ。こちらもオープン戦２号。前回はベンチ横のカメラに向かって控えめに「熱男ー」を決めたが、この日は無人のライトスタンドに向かって「熱男ー！」の雄叫びを響かせていた。