東京都高野連は２７日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今春の東京大会１次予選および２９日に予定されていた抽選会の中止を発表した。

　同連盟は加盟校へ向けた書面で「この大会を目指し、日々切磋琢磨（せっさたくま）し努力を重ねてきた生徒の気持ちを考えると断腸の思いであります。しかし、大切な貴校の生徒の安全がすべてであります。苦渋の決断ではございますが、何とぞご理解くださいますようお願い申し上げます」と説明した。

　本大会開催の可否は３月１３日に決定することも併せて発表された。開催となった場合には、昨秋の東京大会本戦に出場した６４チームで争われ、優勝校と準優勝校が今春の関東大会への出場権を獲得する。

　中止となった場合は、同大会の戦績が夏の東京大会でのシード権に関係していることから、シード校などについて関連事項を決定する見込みとなっている。