「オープン戦、日本ハム４－９ヤクルト」（２３日、タピックスタジアム名護）

　復活へ向け大きく前進した。今年初めて実戦登板した先発の日本ハム・マルティネスが、２回１／３を４安打３失点。昨年８月の２軍戦以来の実戦に「全体的にいい状態で投球できた」と充実感をにじませた。

　初回に失点したが、続く二回は三者凡退にぴしゃり。三回途中に予定の投球数を迎えるところで降板した。改良中のカーブも披露すると、「武器になると思う。良い感じで投げられた」と好感触を示した。

　昨季は開幕前の右腕故障の影響で１軍登板はなかったが、来日１年目の１８年は１０勝を挙げた。「ここまでは順調」と既に体調面での不安はない。今季の先発ローテーション入りが期待される助っ人は次回登板に向け、「打者との対戦の内容を細かくつめていきたい」と徐々にステップを踏んでいく。