巨人・ビエイラ 出た158キロ!新助っ人実戦初登板で即剛球

 「練習試合、巨人4-3ロッテ」(18日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 最速167キロを誇る新助っ人が、いきなり剛球を披露した。巨人の新外国人、チアゴ・ビエイラ投手(27)=前ホワイトソックス=がロッテ戦で実戦初登板。球団のスピードガンで最速158キロをマークするなど、1回を無安打無失点に抑える快投を見せた。

 先頭の和田を直球で右飛に。藤原も150キロの直球で空振り三振に仕留めた。香月には四球を与えたが、福田秀を150キロ台の直球で追い込むと、最後はスライダーで捕ゴロに。降板後は原監督と笑顔でグータッチを交わした。

 「まだ修正するところはあるけど、課題にしていたこと、目標にしていたことはできたのかなと思います」

 変化を恐れない姿勢が好結果につながった。自分の投球動画を見て研究。宮崎キャンプでは制球を乱すことが多かったが、投球時のグラブの位置を胸付近からへその辺りにして制球も改善されてきた。北風が吹きつける厳しい寒さの中で剛速球を連発。宮本投手チーフコーチは「167という数字を持っているし、今158が出るなら、もっと出る気がする」とさらなる球速アップに期待した。

 視察に訪れた阪神・古里スコアラーは「スピードだけじゃなく、スライダーのキレもいい。セットアッパーの可能性も十分ある」と警戒した。

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