日本ハム・ドラ1河野、満点デビュー 栗山監督「さすが」1軍昇格に含み
「日本ハム紅白戦、白組4-1紅組」(15日、かいぎんスタジアム国頭)
日本ハムのドラフト1位・河野竜生投手(21)=JFE西日本=が、沖縄・かいぎんスタジアム国頭で行われた紅白戦で満点の実戦デビューを飾った。白組の先発として1回を無安打無失点。栗山英樹監督(58)は近日中の1軍昇格に含みを持たせた。
「最初の投球としては上出来だったなと思います」。河野の声に手応えがにじむ。先頭の片岡から空振り三振を奪うと、続く石井は遊ゴロ。そして、巨人から移籍してきた3番・ビヤヌエバには真っ向勝負を挑んだ。フルカウントから選んだ球は「どれだけ通用するか試したかった」という直球。この日最速タイの149キロをマークし、見逃し三振を奪った。
紅組の次打者として控えていた中田が「すごい。頼もしいというか、やってくれると思うよ」とべた褒めしたほど。栗山監督も「さすがというか、評価通り」と合格点を与えた。即戦力左腕として、河野は「もっと技術を高めて、シーズンではチームに貢献できるようにしたい」と先を見据えた。