巨人・菅野 20勝&五輪金!腕から始動の新フォームに手応え
巨人・菅野智之投手(30)が29日、腕から始動する新フォームでブルペン投球を行った。捕手を立たせ、直球にカーブも混ぜて21球。シーズン20勝、東京五輪金メダルと全てを正夢にすべく、自己改革を実行する。
「去年全然ダメだったので、新しいことに挑戦しようかな」。宮崎県総合運動公園で実施された合同自主トレ2日目。キャッチボールの後、ゆっくりとプレートに足を掛けた。
これまで通りのノーワインドアップから、左足を上げる前に両手を先に右肩方向へ持っていく。その後は右足一本で立ち、従来と同じ投球動作でフィニッシュに向かう。「まずまずです」。“ニュー菅野”を体感した柳ブルペン捕手が変化を説明した。
「(右足一本で)立った時に軸がしっかりしている。もともと突っ込まないタイプだけど、さらにしっかりしている感じだった」
昨季は22試合の登板で11勝6敗、防御率3・89。年明けには女子ソフトボール日本代表・上野らとの合同自主トレが実現し、多くの知識を得た。3年連続6度目の開幕投手から始まる今季。菅野は「どの道、実戦は(2月15日以降の)沖縄の方になってからだと思うので。焦り過ぎず、自分のペースを保ってやっていきたい」と話し、前を向いた。




