楽天・藤平尚真投手（２１）が３０日、一流投手の要素を取り入れ、来季の先発ローテをつかむ決意を示した。

　まずは新球の習得だ。「自主トレの時から田中さんに教わってきた」と昨オフまで自主トレを共にしたヤンキース・田中のスプリットを練習中。さらに同じく自主トレを行っていた則本昂のカットボールを試しているという。

　今季までは「余裕がなくてトライできなかった」という藤平。だが「今はブルペンで投げている。感覚が良ければ使いたい」と新たな武器を模索中だ。

　さらに今オフは、則本昂と並ぶチームの大黒柱・岸と合同自主トレを行うことも決定。高い制球力、投球術を誇るベテランからも知識を吸収し、大器と期待される右腕がプロ４年目での開花を目指す。