オリックス・西村徳文監督（５９）は２８日、新外国人アダム・ジョーンズ外野手（３４）＝前ダイヤモンドバックス＝の加入でチーム得点数の大幅アップを期待した。

　「１００点は上げていかないと勝負になっていかない」

　今季のチーム得点５４４はパ最下位、１２球団でも１１位とＤＨ制の恩恵すらも生かせなかった。吉田正という主砲を擁しながら孤立する場面が多く、生かし切れなかった。だが、来季は違う。メジャー２８２発のジョーンズが加わるからだ。

　「バリバリのメジャーリーガーですから。打線が厚くなる。クリーンアップは間違いない。３番は正尚が合っているから理想は４番。あとはどうやって得点していくかです」

　ジョーンズは中堅もしくは右翼で起用予定。疲労を考慮し、時にはＤＨでの起用も視野に入れている。いずれにせよ吉田正とジョーンズの２人がシーズンフル稼働すれば１００点増は夢ではない。

　来季は西武、ソフトバンクなど上位と互角に戦える破壊力でパを席巻する。