現役ドラフト制度越年へ 意見の隔たり埋まらず見送り
NPBの12球団代表者会議が25日、都内で開かれ、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる現役ドラフト制度(仮称=ブレークスルードラフト)導入可否の結論は越年されることとなった。
今回は編成担当者も出席。議論を深めたが、8月が基本線とみられる開催時期や対象人数の意見の隔たりが埋まらず、選手会との交渉窓口を務める阪神・谷本球団本部長は「(方向性は)見えていない。憂鬱な正月を過ごすことになると思います」と冗談めかしつつ、苦悩を口にした。
選手会側が求めている来年からの導入について「ギリギリまで検討しようということになった」と同本部長。ただ、残された時間は少なく、結論のメドを「3月の実行委員会」とした。