ロッテ移籍の福田が入団会見「甲斐キャノンを突破して…」

 ソフトバンクからロッテにFA移籍した福田秀平外野手(30)が15日、千葉市美浜区のホテルで入団会見を行った。インセンティブ含む4年総額6億円での契約となった。背番号はロッテから楽天にFA移籍した鈴木大地内野手が付けていた「7」(金額は推定)。

 福田は開口一番、「身が引き締まります」と述べた。古巣のソフトバンクを含めて6球団の争奪戦となったが、選んだのは井口監督、鳥越ヘッドが「来てくれ!、頼むぞ」と熱いラブコールを送ったロッテだった。

 「(たくさんの球団からの誘いは)ありがたく、感謝しかありません」と話し、「縦じまは初めてですが、似合っていると思います」と続けた。

 視線の先は早くも来季の開幕戦にあった。ロッテはソフトバンクの本拠地に乗り込む。福田にとって、ロッテでのデビュー戦は格好の舞台設定となる。

 千賀からは「今度、会う時は敵だな」と言われたそうで、福田は武器の足で甲斐と真っ向勝負の構えだ。紅白戦での盗塁の成績は1勝1敗だといい、「甲斐キャノンを突破して、(ソフトバンクの)投手たちから打ちたい」と誓った。

 来季の目標は規定打席の到達と30盗塁。これまで数々の修羅場をくぐり抜け、勝負強さを発揮してきた福田が、ロッテに新風を吹き込む。

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