イチロー氏に完封負けの智弁和歌山教員チーム「真剣勝負をしてもらいうれしかった」

 3月に現役を引退したイチロー氏(46)=マリナーズ会長特別補佐兼インストラクター=が友人らと結成した草野球チーム「KOBE CHIBEN」が1日、神戸市のほっともっとフィールド神戸で智弁和歌山中高の教員チームと対戦した。

 教員チームは背番号1をつけたイチロー氏に牛耳られ14対0の大差で敗戦。6安打は放ったがホームは遠かった。監督兼DHで試合に出場した藤田清司智弁学園和歌山理事長(65)は「1点取ろうと言い続けたんですが無理でした。レベルが違いました」と悔しそうな顔を見せた。

 藤田氏は打席で体感したイチロー氏のすごみを「イチローさんの球は打てません。130キロは出てると思います」と解説。それでも「最後の最後まで真剣勝負をしてもらってうれしかった」。本格的な野球経験者がほとんどいないチームを相手にもイチロー氏が手抜きなしでぶつかってきてくれたことを喜んだ。

 チーム初安打となる二塁打を放った社会科教諭の玉置勇人さん(31)は「無我夢中でバットを振ったらたまたま当たりました。一生の記念になります」と興奮気味に話した。

 イチロー氏の草野球チームとの対戦が決まった同校では7月末に教員の希望者を募り、チームを結成。わずか2回の合同練習で本番を迎えたという。

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