オリックスの田嶋大樹投手（２３）が２９日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、２００万減の１８００万円で更改した。（金額は推定）

　今季は左肘の故障の影響もあり出遅れ１０試合で３勝４敗、防御率３・４４。シーズン初登板となった６月５日のＤｅＮＡ戦で復帰星を挙げたが、８月に２軍降格した。「本当に悔しくて、自分に腹が立っていた」。思うような成績を残せず唇をかんだ。

　巻き返しのプロ３年目へテーマのひとつに掲げたのは“先を見ない”こと。「１年目は（目標として）新人王と口にして、プレッシャーになってリズムを崩した。先を見ず、ひとつひとつ目の前のことを」。２０１７年度ドラフト１位左腕が来季を見据える。

　「（オフは）野球漬けに。野球に集中して、野球のことだけを考えて」。趣味などは、ひとまず“封印”。勝利のため鍛錬を重ねる。