ソフトバンク決める!スイープで3年連続日本S進出だ 投手総力戦で西武抑える

 「パCSファイナルS・第4戦、西武-ソフトバンク」(13日、メットライフドーム)

 ソフトバンクの工藤公康監督(56)が12日、4連勝でのCSファイナルS突破を誓った。初戦からここまで、リーグ王者の西武に3連勝。第4戦が予定されていた12日は台風19号の影響で中止・順延となったが、勢いを止めることなくスイープで13日にも3年連続日本シリーズ進出を決める。

 初戦から3連勝という圧倒的優位な立場にあっても、工藤監督の表情が緩むことはなかった。台風19号が迫る中、12日の午前10時からメットライフドームで行われた投手練習は緊張感に包まれた。前日11日の試合前段階では全体練習を行う予定もあったが、球場関係者の安全や首都圏のほとんどの鉄道が計画運休を実施することもあり、球場の稼働時間を極力短くできるよう練習は投手陣4人だけの参加となった。

 工藤監督と投手陣らが球場到着後、所沢市からの避難情報を配信する緊急速報アラームが、報道陣らの携帯電話から一斉に鳴り響いた。緊迫した空気の中、投手陣は約1時間半の練習を行った。

 工藤監督は台風による災害を心配しながらも、チームを預かるものとして、やるべきことに集中する。13日先発予定のバンデンハークらの動きを見守ると「とにかく無心で明日の試合をやることが大事。とにかく全力を尽くしてやる」と、4連勝での日本シリーズ進出を誓った。

 西武に3連勝しながら、台風による順延で水を差されたという見方もあるが工藤監督は「僕としてはポジティブな要素が強いと思ってます」と強調する。

 11日に千賀が8回無失点と好投し12日は試合が行われなかったことで、甲斐野、モイネロら自慢のリリーフ陣は2日間の“休養”。「1日空いただけでも良かったけど2日空けばよりコンディショニングは良くなる」と、13日は総力戦で西武打線を抑えにかかる構えだ。4連勝のスイープで3年連続の日本シリーズ進出を決める。

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