巨人・原監督 金田魂で日本一「本当に野球の教科書」イズム継承でつかみ取る

 巨人の原辰徳監督(61)が7日、東京ドームでの全体練習前、急性胆管炎による敗血症で亡くなった球団OB金田正一氏(享年86)に哀悼の意を示し、金田氏の指導者魂を継承してのCS突破、日本一を勝ち取る決意を明かした。

 野球人として大きな影響を受けた大先輩の訃報にショックの色を隠しきれなかった。「やっぱり、金田さんでもお亡くなりになるんだなと。僕から見ると鉄人であり、本当に野球の教科書というか、取り組む姿勢、戦いざまを教えてくださった方。非常に残念です」と沈痛な表情で話した。

 3度目の監督に就任した今季も、チームのことを常に気にかけてくれていた。春季宮崎キャンプ、6月7日・ロッテ戦では東京ドームを訪れた金田氏と野球談義に花を咲かせた。7月~8月ごろに食事をしたのが最後になった。野球選手は常に全力で走る、振る、投げるという教えを胸に刻んだ。「もう少しお話を聞き、勉強をしたかった」としみじみと語った。

 全体練習前には、全選手、スタッフを中堅に集め、バックスクリーン右の柱にある金田氏の永久欠番である「34」プレートの方を向いて黙とうした。「受け継いだ魂、金田イズムを大事な宝物として後輩たちに伝えていく」。7年ぶりの日本一を勝ち取り、天国の金田氏を喜ばせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス