侍・稲葉監督、選出の周東に期待大「警戒されている中、スチールができる」

 野球日本代表「侍ジャパン」は1日、国際大会「プレミア12」(11月3日開幕)に出場するメンバー28人を発表した。外野手として俊足の周東佑京(ソフトバンク)が選出され、稲葉篤紀監督も大きな期待をかけた。

 秘密兵器的な位置づけになる可能性もある周東の選出について、稲葉監督は「私がかかげているスピード&パワーのスピードという部分で、今ソフトバンクの中でも終盤に代走から出て、警戒されている中、スチールができる。セカンドランナーで、ヒット1本で帰ってくることができる。この足のスピードというのは非常に魅力を感じているところで、このジャパンでも必要というふうに思いました」と最大の武器である走力を高く評価した。

 さらに、「昨年アンダー23のワールドカップをやった時に、彼と一緒にプレーしたんですけども、終盤大事なところで、外野手として補殺を3つほどしてですね、非常に外野手としても優れている」と守備面も含めて、スペシャリストとして起用される模様だ。

 メンバーは以下の通り。数字は背番号。

 ▽投手

 11岸孝之(楽天)、13山岡泰輔(オリックス)、16松井裕樹(楽天)、18山口俊(巨人)、19山崎康晃(DeNA)、21今永昇太(DeNA)、22大野雄大(中日)、28高橋礼(ソフトバンク)、41千賀滉大(ソフトバンク)、43山本由伸(オリックス)、44森原康平(楽天)、47中川皓太(巨人)、90田口麗斗(巨人)

 ▽捕手

 10小林誠司(巨人)、27会沢翼(広島)、62甲斐拓也(ソフトバンク)

 ▽内野手

 1山田哲人(ヤクルト)、2源田壮亮(西武)、3浅村栄斗(楽天)、4菊池涼介(広島)、5外崎修汰(西武)、6坂本勇人(巨人)、7松田宣浩(ソフトバンク)

 ▽外野手

 8近藤健介(日本ハム)、23周東佑京(ソフトバンク)、34吉田正尚(オリックス)、51鈴木誠也(広島)、55秋山翔吾(西武)

 プレミア12に先駆けて、「日本VSカナダ」が10月31日、11月1日に開催される。

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