注目集まる“松坂世代”の去就 日本ハム実松引退で最大94人→5人に

 プロ野球ではペナントレースの行方に注目が集まる一方で、選手の去就の話題が飛び交う季節となった。17日には、日本ハム・実松一成2軍育成コーチ兼捕手が今季限りでの現役引退を発表。広島・永川勝浩投手、ヤクルト・館山昌平投手に続き、1980年度生まれの“松坂世代”がまたユニホームを脱ぐことになった。

 総勢94名がプロ入りした世代。だが、40歳手前となり、世代の筆頭格である松坂の来季も不透明な状況となっている。日本野球機構(NPB)所属で残る“松坂世代”の選手は松坂以外に阪神・藤川球児投手、ソフトバンク・和田毅投手、楽天の久保裕也投手と渡辺直人内野手の5人となった。

 5選手の今季成績は以下の通り。

 中日・松坂 2試合 0勝1敗、防御率16・88

 阪神・藤川 50試合 4勝1敗12セーブ、防御率1・44

 ソフトバンク・和田 11試合 4勝4敗、防御率3・86

 楽天・久保 21試合 2勝1敗、防御率2・86

 楽天・渡辺直 19試合 打率・063、1本塁打、1打点

 松坂、渡辺が2軍生活を送るなか、最も元気なのは阪神・藤川で、威力抜群の直球は健在。今季途中から守護神としてチームを支えている。

 楽天・久保は巨人、DeNAで2度も戦力外通告を受けながら復活。今季も中継ぎとして、Aクラスを目指すチームの戦力となっている。

 ソフトバンク・和田も8月には2勝。西武との激しい優勝争いを繰り広げるチームで、9月も2度先発している。

 野球ファンに多くの夢を与えてきた黄金世代。その最前線で奮闘してきた選手たちの今後に注目が集まる。

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