日本ハム・清宮 転倒のち7号“笑い”も点も取りました 3位ロッテと3差に
「日本ハム2-0オリックス」(8日、札幌ドーム)
希望を乗せた白球が右翼席に向かって一直線に伸びる。日本ハム・清宮は「少し詰まった」と振り返るが、目の覚めるような強烈な一撃だった。2試合ぶりの7号ソロでオリックスの息の根を止め、3連勝。3位・ロッテとのゲーム差も3に縮めた。
見せ場は1点リードの八回。先頭で迎えた第3打席だ。増井の初球148キロ直球を迷いなく振り抜いた。「思ったより打球が強くて。入ってくれて良かった」。プロ1年目の昨季に並ぶ7本目の一発となったが「打数が全然違うので、まだまだ…」と満足感はない。
二回の守備では札幌ドームを大爆笑の渦に包んだ。マウンド付近に上がった西浦の飛球に一塁から猛然と突進したが、マウンドの傾斜につまずいて転倒(記録は三飛)。「本当に恥ずかしかった」と赤面する珍プレーに対し、栗山監督も「幸太郎(清宮)らしいんだろうな」と笑った。
バットでダメ押しの1点を取り、全力疾走で“笑い”も取った清宮。奇跡の逆転CS進出へ、まだ諦めない。