ソフトバンク柳田1軍復帰 M点灯へ先発濃厚「またしびれる場所で野球ができる」
「ソフトバンク-オリックス」(21日、ヤフオクドーム)
左膝裏肉離れで戦列を離れていたソフトバンクの柳田悠岐外野手が21日、4月8日の出場選手登録抹消以来、約4カ月ぶりに1軍に戻ってきた。
試合前に報道陣に応対した柳田は「またしびれる場所で野球ができるのはうれしいです」と明るい表情。患部の不安はゼロではないというが、「自分でできると判断したから戻ってきた。大丈夫です」と口元を引き締めた。
開幕9試合目に負傷するまで打率3割5分5厘、4本塁打、14打点、4盗塁と例年以上の好スタートを見せていた。柳田離脱直後にはチームも一時不振に陥ったが、しっかり持ち直して6月25日に首位に立つと、それ以降はずっと堅守し続けている。
「強いなと思うと同時に、うらやましいなと感じていました」。戦いの最前線に立てない悔しさを抱えながら、我慢の時を過ごしてきた。工藤監督も「彼が帰ってきて、また一段と雰囲気も明るくなる」と喜んだ。「起用法?楽しみにしておいてください」と明言は避けたが、スタメン起用が濃厚だ。
この試合でソフトバンクは引き分け以上なら西武の結果次第で優勝マジック「23」が点灯する。
「一生懸命、ガムシャラにやりたい」。まずは目の前の一戦に全力を注ぐ。