楽天・岸 痛恨逆転許す 7・16以来5割逆戻り
「ロッテ7-3楽天」(20日、ZOZOマリンスタジアム)
3本柱の先陣を切った楽天・岸が終盤に痛恨の逆転を許した。1点リードの七回1死一塁。代打・角中の一打が一塁ベースに当たり右翼線を転々とする間に一走が生還して同点。さらに二死三塁から荻野に左翼フェンス直撃の勝ち越し適時二塁打を浴びて降板となった。
「全体的には、そんなに悪くなかった」と岸が話すように、二回に先制点を奪われた後は尻上がりに安定感を取り戻した。味方は六回に勝ち越しに成功。ここを乗り切れば勝利が見える-。その直後の逆転劇だった。
それだけに「あの回を投げ切りたかった」と岸も視線を落とす。チームは貯金を使い果たし、7月16日以来となる勝率5割。岸、則本昂、美馬をつぎ込む3連戦の初戦で、痛い敗戦となった。