星稜・奥川は7回2安打無失点10Kで交代 9-0で決勝見据えて“温存”

7回の登板を終え、星稜・奥川(左)はプルペンで投球練習する寺沢に声を掛ける=甲子園(撮影・山口登)
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 「全国高校野球選手権・準決勝、中京学院大中京-星稜」(20日、甲子園球場)

 星稜(石川)のエース・奥川恭伸投手(3年)が、7回を2安打無失点10奪三振の好投。9-0と大量リードを奪ったことで、八回から左腕の寺沢考多投手(3年)がマウンドに上がった。奥川の球数は87球で、交代後は左翼の守備に就いた。

 抜群の安定感だった。初回に先頭打者に中前打されたものの、その後は後続をピシャリ。二回は好打者の元に対し、この日最速の150キロ直球で空振り三振に仕留める。三回には初回にヒットを許した高畠を150キロで追い込むと、最後は137キロのフォークで空振り三振。四回には152キロをマークするなど三者凡退。五回も153キロをマークするなど2三振を含めて危なげなく三者凡退に仕留めた。

 試合前には「中2日空いている。この前は助けられたので、きょうは自分が頑張りたい」と話した通り、有言実行のピッチングをみせた。

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