阪神・江越の親戚、海星・江越永輝 サヨナラ負けにも涙なし 自己最速の146キロも

 2番手で登板し力投する海星・江越(撮影・高石航平)
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 「全国高校野球選手権・3回戦、八戸学院光星7-6海星」(16日、甲子園球場)

 海星(長崎)はサヨナラ負けで、酒井圭一投手を擁して4強入りした1976年以来、43年ぶりとなる準々決勝進出を逃した。

 阪神・江越大賀外野手を親戚にもつ海星(長崎)の江越永輝投手(3年)が1点ビハインドの四回から2番手で登板。立ち上がりこそ制球が定まらず2点を失ったが、自己最速を1キロ更新するMAX146キロの速球を軸に以降の4イニングは無失点に封じた。

 100球に近づいた九回に1死満塁のピンチを招くと、最後は中前適時打を浴び、力尽きた。

 それでも試合後の江越に涙はなく、「得意の真っすぐで押し切っていきたいと思ったが、少し抜けてしまった。打たれて申し訳ない気持ち」と最後の場面を振り返った。

 阪神・江越と同じ聖地に立てたことには「うれしかった。最速も塗り替えられてうれしい」と笑顔も見せていた。

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