DeNA救援陣炎上でGと2差後退 筒香1試合2発球団記録更新も…

 「DeNA8-10中日」(11日、横浜スタジアム)

 3連勝とはならなかった。二回に筒香の22号3ランなどで4点をリードして優位に進めていたが、六回に大暗転。満塁本塁打などで一挙6点を失い、試合をひっくり返された。首位巨人が勝ち、ゲーム差を2に広げられたが、ラミレス監督は「他のチームの動向は全く気にしていない」と静かに首を振った。

 制球力がベストな状態ではなかった今永を五回で代え、5-3の六回から継投に入った。2番手・武藤が1点差に迫られ、なおも1死満塁。ビシエド、阿部、福田と右打者が続く場面でサイド右腕の藤岡にスイッチした。

 だがビシエドを打ち取るも阿部に押し出し四球で同点、福田に勝ち越しの満塁本塁打を被弾。それでも指揮官は「夏場に入ってもリリーフはよくやってくれている。大量点は取られましたけど、こういことは起こり得ること」と責めなかった。

 九回は筒香が23号2ランを放ち、通算28度目の1試合2本塁打で田代打撃コーチの球団最多記録を更新。「まだまだ。勝負は9月」と力を込めた主将を中心に、巨人の背中に食らいつく。

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