木村先制打&V撃!広島新庄8強進出 曽祖父は大阪タイガースでプレー

6回、二塁から本塁へ激走する広島新庄・木村(左)
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 「高校野球広島大会・4回戦、広島新庄12-10高陽東」(24日、みよし運動公園野球場)

 広島大会は4回戦8試合が行われ、広島新庄が12-10で高陽東に勝利。4番で主将の木村優介捕手(3年)が、先制&決勝打の2安打3打点と貢献した。広島商は延長十回に天井一輝外野手(3年)の一塁強襲の適時内野安打でサヨナラ勝利。準々決勝は26日に行われる。

 4番が攻撃の導火線に火を付けた。初回1死一、二塁。木村が右翼線へ2点適時三塁打を放った。この回一挙5得点の流れを作り「今までの練習の成果が出て良かった」と汗をぬぐった。

 二回には左前適時打と2安打3打点と活躍した。常に心掛けるのはリラックス。打席では自身の応援歌を「口ずさんでいます」と笑う。迫田守昭監督(73)の助言で始めた取り組み。無駄な力が抜け、自然と高まる集中力が勝負強い打撃を生んでいる。

 大阪タイガースに入団し、広島でもプレーして監督を務めた門前真佐人氏(故人)を曽祖父に持つ。母・友子さんの実家には、現役時代の写真やタイガースのユニホームなどが飾られており、幼少期にはよく目にして、母からは話も聞いた。

 昨夏も2年生ながら4番を務め、高校通算本塁打は30本以上のスラッガーだ。昨冬の筋トレと走り込みでパワーはさらにアップ。目指す選手像は、曽祖父と同じ「打てる捕手」と言い切った。

 チームは6年連続で決勝に進出しながら、2年連続で広陵に敗戦。木村は聖地の土を踏んだことがない。「悔しい思いは去年で最後にして甲子園に出たい」。強い気持ちを持って広島を制す。

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