楽天・平石監督 カード勝ち越し貯金1「丁寧に大胆に1点ずつ返してくれた」
「オリックス3-7楽天」(17日、京セラドーム)
楽天が前日の反省を生かし、小技も生かした攻撃で得点を重ね、逆転勝利につなげた。
初回に3点を失う苦しい展開も、1点差とした四回は無死一塁から山下が送りバントを初球に決め、続く辰己が右中間を破る同点適時三塁打。さらに茂木の中前適時打で一気に勝ち越しに成功した。平石洋介監督(39)も「苦しい中で、打線は丁寧に、大胆に、1点ずつ返してくれた」と評価した。
前夜は送りバントを4度試みたが、成功は1度のみ。先発・則本昂が力投を続ける中で得点を奪えず、今季10度目の完封負けを喫していた。この日の練習前には野手陣を集めてミーティング。指揮官は「これからどう取り組んでいくか、話をした。これからバントを含めた作戦面が重要になる。その再認識です」と説明し、チームの引き締めを図った。
五回には銀次の適時打の後、無死二、三塁からウィーラーが中犠飛を放ち、隙の無い攻めで追加点を加えた。後半戦最初の3連戦を勝ち越し、貯金1。指揮官も「何とか今日を勝って(仙台に)帰りたかったので、良かったです」と安どの表情を浮かべていた。