「高校野球岩手大会・２回戦、大船渡１４－０遠野緑峰」（１６日、花巻球場）

　最速１６３キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手（３年）が２回をパーフェクトに抑え、上々発進。４番打者としても先制の２点三塁打を放ち、投打で存在感を示した。

　初回、遊ゴロ、投飛、力を入れた１４７キロの高め直球で空振り三振を奪った。わずか７球で三者凡退。

　１０点リードとなった二回は二ゴロ、スライダーでの空振り三振、右邪飛。テンポ良くアウトを積み重ねた。三回の攻撃で代打を送られて交代。２回で打者６人を完璧に抑え、２つの三振を奪った。球数は１９球だった。

　４番としてもチームを引っ張った。先攻の初回、１死一、二塁で今夏初打席。右中間へ先制の２点三塁打を放った。佐々木は塁上で両手でガッツポーズ。佐々木の第２打席は三失で２打数１安打２打点だった。

　相手の遠野緑峰は現チームで公式未勝利。