オリックス ドーピングのメネセスと契約解除 今後の補強について示唆

 日本野球機構(NPB)は27日、オリックスのジョーイ・メネセス内野手(27)がドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したとして、来年6月26日までの1年間の出場停止処分を科したと発表。これを受け、球団側はメネセスとの契約解除を明らかにした。

 メネセスとの選手契約解除を発表したオリックス・長村裕之球団本部長(60)は「本人はどうして体内に入ったのかよく分からないと言っていた。こちらも厳しく指導してきたつもりだが、再発防止に努めたい」と話した。

 横田国際渉外部長は「昨年もマイナーで2回ドーピング検査を受けて陽性ではなかったから」と昨年の契約時に検査を行っていない理由を説明。

 しかし4月9日のロッテ戦後、検体を採取され5月17日、筋肉増強剤「スタノゾロール」の代謝物が検出されていた。

 メネセスは球団を通じて「今回の結果にはショックを受けています。しかしながら現実を受け止めるしかなく、処分を受け入れる必要があると思っています」とコメント。またNPBの処分に対して異議申し立ては行わないという。

 今後の補強について横田部長は「これに関係なく(外国人の)調査はしている」と獲得の可能性を示唆した。

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