東海大ドラフト候補・海野、ミス帳消しの逆転2点適時打 自慢の強肩も披露

3回、立命館大・福武を二塁で刺した東海大・海野隆司(左)=東京ドーム(撮影・棚橋慶太)
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 「全日本大学野球選手権・1回戦、東海大4-3立命大」(11日、東京ドーム)

 東海大が優勝した14年以来となる初戦突破を決めた。2-3の八回1死満塁から今秋ドラフト候補の海野隆司捕手(4年・関西)が左翼へ逆転の2点適時打。投げては自己最速となる153キロをマークした山崎伊織投手(3年・明石商)と小郷賢人投手(3年・関西)のリレーで逃げ切った。

 高く弾んだ打球が左翼へ抜けるのを確認した瞬間、拳を大きく突き上げた。1点ビハインドで迎えた八回の第4打席。満塁の絶好機に「とにかく食らいついて。何でもいいから思い切り振ろう」と、追い込まれながら直球を捉えた。走者2人をかえす決勝打。一塁ベース上でも、喜ぶベンチに向かってガッツポーズで応えた。

 ミスを帳消しにする一打だ。1点をかえされ、なおも1死二、三塁のピンチ。強肩を生かして三塁走者を刺そうとしたけん制が悪送球となり、逆に同点のホームインを許してしまった。「チームの中心でもあるので、そこは切り替えて」。バットでしっかりと取り返してみせた。

 エラーは1度記録したものの、自慢の守備力は全国舞台でも発揮した。二盗は2度阻止し、いずれも“三振ゲッツー”。五回無死二塁から相手が犠打を狙った打球も軽快に処理して三塁への進塁を許さなかった。攻守に抜群の存在感。「日本一を、とずっと言ってきた」と気を引き締めて頂点を目指す。

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