「交流戦、ヤクルト９－４オリックス」（９日、神宮球場）

　オリックスは開幕から日曜日に１分けを挟んで１０連敗となった。

　初回には１死から佐野が四球で出塁すると盗塁と相手失策などで一、三塁とし、ロメロの犠飛で先制。足を使ってノーヒットで得点をもぎ取った。

　その後、逆転を許すが、２点を追う五回には２死から２四球を選ぶとロメロ、中川の連続適時打で同点に追いついた。これまでとはひと味違う粘りも見せた。

　誤算だったのは継投。先発のＫ－鈴木が２点を追う五回の攻撃で代打を送られたため、早めの継投を強いられた。五回は海田、比嘉のコンビで１回無失点。六回に投入した小林がバレンティンを歩かせたあと、村上に一発を浴びるなど失点を重ねた。

　西村徳文監督は「六回ですね。継投のところが。抑えてくれるんじゃないかと期待して出しているが、そこは自分の責任なんで。四球？攻めて打たれたら仕方ないと言っている。攻めた上での四球も仕方ない。中には逃げているのかなというのもあった」と話した。

　八回にはディクソンが初登板。こちらも制球に苦しみ２失点となったが指揮官は「１回で判断するわけにはいかない」と今後もリリーフとして起用していく考えを明かした。