甲子園の怪物が先制V打 日本ハム・清宮、3戦連続打点 3連勝で今季最多貯金6

 「交流戦、阪神5-10日本ハム」(8日、甲子園球場)

 日本ハム・清宮の先制適時打が流れを変えた。両先発投手が好投を続ける中、迎えた四回だ。大田&近藤の快打で1死一、三塁の好機を作り、「なんとかかえそうという気持ちでした」。1ボールからの2球目を振り切り、打球はマルテが差し出したミットの横を通過。2試合連続で決勝点をたたき出した。

 3試合連続打点をマークした20歳のバットが号砲となり、打線は2桁得点をマーク。それでも「ランナーがいてこそなので、前の方々に感謝です」と謙虚にチャンスを演出してくれた先輩たちを持ち上げた。

 栗山監督も「内容どうこうは別にして大きかった」と先制打に目を細める。七回2死満塁の場面では押し出し死球を受け、打点を稼いだ。右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折から1軍復帰後、出場13試合で14打点と勝負強さを見せる清宮。そんな姿をドラフト1位・吉田輝(金足農)は尊敬のまなざしで見つめる。

 前日に1軍本隊に合流した後輩に対し、1日の流れや1年目の仕事などを指南。「キヨ(清宮)さんに付きっぱなしで」と感謝する右腕に、先輩は「早く1軍で投げているところを見たいですし、活躍してほしいですね」と優しくほほえんだ。

 チームは3連勝を飾り、貯金は今季最多「6」に更新。清宮が勝利の風を呼んでいる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス