日本ハム・清宮「楽しかった」 甲子園初安打&初打点 早実3年春以来802日ぶり

 「交流戦、阪神2-3日本ハム」(7日、甲子園球場)

 青春時代の足跡をたどり、懐かしい記憶がよみがえる。黒土に美しい緑の芝。スタンドは黄色い虎党で埋め尽くされていたが、憧れの甲子園はやはり特別な場所だった。日本ハム・清宮は言う。「みんなが一度は目指した場所。存在感はすごかった」。勝利の味も格別だった。

 0-0の四回1死三塁。西の初球を積極的に振り抜き、先制の中犠飛を放った。六回1死二塁では外角球をバットの先で拾い、左前に落ちる幸運なヒット。「雰囲気はプロ野球と高校野球は違うと思った。全部アウェーだったので」と笑みを見せながら、プロ入り後、甲子園初安打&初打点をかみしめた。

 斎藤佑が早実のエースとして延長再試合を投げ抜き、全国制覇を果たした06年夏。当時小学1年生だった清宮はアルプス席で生観戦し、その感動が野球を始めるきっかけになった。自身も早実時代に2度甲子園の土を踏み、この日は3年春に出場したセンバツ以来802日ぶりの聖地。原点の地で躍動した。

 「改めてすごくいい球場だなと思った。勝ったのもあって楽しかった」。右手有鉤(ゆうこう)骨骨折から復帰後、初めて左翼守備にも就いて打球を処理した。チームは雨中の接戦を制し、連勝で2位に浮上。貯金は今季最多の5とした。あと2戦も“虎退治”で一気に加速する。

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