DeNA・ドラ1上茶谷 完封目前で3ラン被弾 それでも2勝目「2桁勝ちたい」

今季2勝目を挙げ、DeNA ホセ・ロペスに肩を組まれるDeNA・上茶谷大河(右)=横浜(撮影・出月俊成)
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 「DeNA6-5阪神」(25日、横浜スタジアム)

 先発したDeNAのドラフト1位・上茶谷大河投手(東洋大)がプロ初完封目前で糸井に3ランを浴びた。無念の降板となったが、8回0/3を6安打3失点。先発7試合目でプロ初勝利を飾った18日のヤクルト戦(神宮)に続き、2勝目(3敗)を飾った。

 八回まで2安打ピッチングと抜群の安定感だった。球数91球で九回のマウンドに上がった。先頭の近本に中前打、糸原に右翼線へ二塁打を浴びて無死二、三塁。ここで糸井に左翼席へ3ランを被弾。続く大山にも二塁への内野安打を打たれて降板を告げられた。

 降板後はエスコバー、山崎が登板。阪神・木浪に2点適時打を浴びるなど1点差まで迫られたが、なんとか逃げ切り、上茶谷に2勝目が付いた。お立ち台に上がった上茶谷は、降板について「正直悔しかった。他の選手に迷惑をかけてしまいましたが、抑えていただいて良かったです」と振り返った。それでも本拠地初勝利を飾り「1球、1球アウトを取ったかのように声援があがるので投げやすかった。2桁勝ちたいです」とスタンドに応えた。

 阪神とは前回の対戦で5回途中6失点とノックアウトされ、「悪いイメージを残さず、明日は明日で」とリベンジに闘志を燃やしていた。その言葉通り、攻めの投球を見せていたルーキー。先発としての役割は十分に果たした。

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