DeNA・ラミレス監督「何か変えないと」二回で捕手交代の非情采配も実らず

 「広島8-1DeNA」(12日、マツダスタジアム)

 DeNAが惨敗した。

 迷走ぶりを露呈したのは二回。4点目を献上し、なお1死一、三塁のピンチでラミレス監督がベンチを出た。球審に交代を告げたのは投手の京山ではなく、捕手の戸柱。マツダスタジアムで打撃成績がいいという理由でスタメンマスクに抜てきしていたが、遊ゴロに終わった1打席のみで、ベンチへ下げた。

 非情采配ともとれる、異例の決断。ラミレス監督はこの交代の理由について「ちょっと流れが完全に広島へいっていたので、何か変えないといけないというところで」と説明。一回は野間、二回は田中広が無死で出塁した直後に二盗を決めるなど、バッテリーが揺さぶられて失点。「(二回の)アドゥワが打線の時、2ストライク追い込んで、完全にストレートが高めにいって(打たれた)と、そういうところもあったので、止めるためにそういうキャッチャーを替えるということをしましたけど」と、投手に打たれて失った4点目の適時打も一因に挙げた。

 ただ、その後も状況は好転することなく、バッテリーはトータル13被安打で8失点。打線も五回に伊藤光のソロで奪った1点のみ。8安打を放ちながら、つながりが生まれなかった。

 現役時代は捕手の配球を研究し、好結果に結びつけていたラミレス監督。監督就任後も投手と捕手の相性を重視しながら起用しているが、結果に結びつかない。3カード連続の負け越しで、借金は今季ワーストの11。何より、チームの雰囲気が懸念される重い一敗となった。

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