巨人、十二回の大ピンチをしのぎ、執念の引き分け…延長戦は13戦連続白星なし

 「広島3-3巨人」(5日、マツダスタジアム)

 巨人が十二回の大ピンチをしのぎ、何とか引き分け。今季初の3タテこそ回避したが、延長戦は17年9月12日・阪神戦(甲子園)で引き分けて以降、13試合連続勝ち星なしとなった。

 十二回、7番手の田口が自ら招いた1死満塁のピンチをしのぎ、何とか黒星は免れた。原監督も安どの笑みでナインとハイタッチをかわした。

 ただ、前日に原監督が「課題は多いですよ」と言った通り、攻撃面でつながりを欠いた。一回は1点を先制してなお2死満塁で、ゲレーロが三邪飛。三回は坂本勇の10号ソロで追いついた後、なお無死一、二塁で亀井が遊ゴロ併殺打。五回も無死一、三塁で亀井、ビヤヌエバ、ゲレーロが凡退した。

 原監督は調子の上がらないゲレーロを五回終了と同時にベンチへ下げ、ビヤヌエバには八回に代打を送った。だが、八回は1死一塁から小林の送りバントが痛恨の投ゴロ併殺打。指揮官は苦虫をかみつぶしたように、首をひねった。

 九回、坂本勇が意地の同点打を放ったが、なおも続いた1死一塁で丸が遊ゴロ併殺打。十一回も2死三塁で中島が二ゴロ。チームはトータル3併殺、10残塁ともうひと押しができなかった。

 巨人はマツダで昨季7勝17敗1分け、一昨年も7勝18敗と大きく負け越した。原監督が就任した今季は開幕カードで2勝1敗と勝ち越し。苦手意識を払しょくしたかに思われたが、今カードでは打線がつながらず、厳しい結果となった。

 一方、広島にとっても痛い引き分けとなった。1点リードの九回、無死一塁から遊ゴロを田中広がファンブル。併殺が取れず、1死二塁と走者を残してしまい、中崎が坂本勇に同点打を浴びた。十二回は1死満塁と攻めたが、得点を奪えなかった。

 主砲・鈴木は一回の9号2ランで、通算100号本塁打。24歳8カ月での到達は江藤智の25歳0カ月を行進する球団史上最年少記録となった。

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