楽天オコエ 2軍時代からの恩人・平石監督に感謝の逆転3ラン

 「ロッテ3-9楽天」(30日、ZOZOマリンスタジアム)

 感謝の一撃が勝利をたぐり寄せた。1点を追う三回無死二、三塁。楽天・オコエがロッテ先発・ボルシンガーの高め直球を右翼席へ運ぶ逆転3ラン。打線に勢いを呼び込み、平石監督へ初星をもたらした。

 「最低でも外野フライ。なるべく遠くに飛ばしたかった」という一打は、オコエの思いを乗せてスタンドに届いた。平石監督も「瑠偉が良い仕事をしてくれた。あれでチームが楽になった」と賛辞の言葉を惜しまなかった。

 “恩人”である指揮官へ贈る勝利だ。入団1年目の16年。2軍で指揮を執っていたのが平石監督だった。オコエは「試合前に何度も怒られた。ガチ切れされましたよ」と当時を振り返る。

 一方で試合後の特打では、毎日のように平石2軍監督が打撃投手を務めてくれた。「あいつに費やした時間が一番長い」という指揮官の思いに、オコエも「何で俺ばかり、という気持ちもあったが、それだけ期待されていたんだと。今は感謝しかない」と成長を続けてきた。

 プロ初の開幕スタメンとなった前夜は無安打だったが、この日は10安打9得点の打線の起爆剤に。「今こうして一緒に戦えているのは、すごく光栄」とオコエ。ただ、これで終わりではない。「活躍しなければ期待を裏切ってしまう。頑張りたい」。真の恩返しへ、進化の道を歩む。

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