日本ハム・中田サヨナラ満塁弾 開幕延長戦史上初!栗山監督賛辞「いいホームラン」

 「日本ハム7-3オリックス」(29日、札幌ドーム)

 希望を乗せた白球は大歓声に後押しされ、そのまま左中間席に吸い込まれた。3-3の延長十回1死満塁。2者連続申告敬遠直後の異様な雰囲気の中、日本ハム・中田が劇的な1号サヨナラ満塁弾。本塁手前でヘルメットを放り投げると、仲間たちが待つ歓喜の輪の中に飛び込んだ。

 「ベンチにいる時から2人申告敬遠はあるなと思っていましたけど、実際に目の前で見てなめてるなというか。気合が入りました」

 この打席の前まで4打席凡退。主将は「自分が一番緊張していたと思います」と重圧に押しつぶされそうになりながらも、最後に意地を見せた。カウント2-2からの5球目、岩本の147キロ直球をフルスイング。栗山監督は「翔は見た目以上にマジメ。これで明日から落ち着いてくれる。いいホームランだった」と賛辞を贈った。

 開幕戦でのサヨナラ満塁本塁打は2リーグ分立後94年の伊東勤(西武)、05年のアレックス(中日)に次いで14年ぶり3人目。延長では史上初の快挙だ。

 「個人的にも素直にうれしいですし、チームとしても初戦を取れて価値があると思います」。15年以来、4年ぶりの開幕戦勝利にキャプテンの頬は緩む。3年ぶりの日本一奪還を目指す1年はドラマチックに幕を開けた。

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