ヤクルト・高橋 ブキャナン離脱で代役 4年目左腕が先発陣の危機を救う
“春男”が先発陣の危機を救う。ヤクルト・高橋奎二投手(21)が25日、開幕ローテのキーマンに浮上した。昨季10勝のブキャナンが、コンディション不良のため離脱。予定していた4月2日・DeNA戦(神宮)の先発が厳しくなり、高橋が2日からの同カード3連戦で先発することが確実となった。
高卒4年目で初の開幕1軍。春はゲンのいい季節でもある。14年に龍谷大平安でセンバツ優勝。この日は神宮外苑での投手練習中に母校の勝利を知り「気になりますよ。(自身の時を)思い出しますね」と笑顔を見せた。
伸び盛りの左腕。先発で計算していたスアレス、ブキャナンの相次ぐ離脱は痛いが、石井投手コーチは「(高橋には)すごくチャンスだと思う。意気に感じてやってくれるのでは」とホープの台頭を期待する。
26日はイースタン・巨人戦で3イニングをメドに登板する高橋。「調整ではなく、最後まで結果を出して開幕にいけるように」と気を引き締めた。5年前のように、また花を咲かせる春にする。