日本ハム斎藤佑、甲子園プロ初先発「やっぱり気持ちいい」2回3Kパーフェクト

 「オープン戦、阪神-日本ハム」(9日、甲子園球場)

 日本ハム・斎藤佑樹投手がプロ入り初めて甲子園で先発し、2回3奪三振パーフェクトで降板した。

 早実時代の06年夏、田中将大(ヤンキース)を擁する駒大苫小牧との引き分け再試合を制し、全国制覇。プロでの甲子園登板は15年6月16日の阪神戦で中継ぎ登板のみで、プロでは初めて真っさらなマウンドへ上がった。

 初球は上本に対し、135キロの直球。ファウルでストライクを先行させた。カウント2-2から131キロの外角直球で見逃し三振を奪った。2番近本は左飛、3番福留も132キロの外角低め直球で見逃し三振に打ち取り、三者凡退で仕留めた。

 かつて野球ファンを熱狂させた聖地で、背番号1は躍動。直球の最速は137キロだったが制球力が抜群で、二回も先頭マルテを内角球で詰まらせて左飛に仕留めた。続くナバーロも内角135キロ直球で一邪飛。鳥谷は低めに沈むスライダーで空振り三振に仕留めた。

 球数30球で交代となり、右腕はこれで実戦3試合7回無安打無失点。復活を目指す9年目、先発ローテ入りをアピールし続けている。

 降板後、「やっぱり気持ちいい」と充実の笑顔。甲子園のマウンドについて「苦手意識はないですし、投げていていい球場だなと思います。マウンドからの景色もなかなか見られるものではないので」と、うなずいた。

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