楽天・茂木栄五郎内野手（２５）が６日、岡山・倉敷市内のマスカットスタジアムで行われた１軍練習に合流。８日のオープン戦・阪神戦（倉敷）にスタメン出場の予定で、遊撃の定位置獲得へ猛アピールしていく構えだ。

　「いい準備ができた。しっかりアピールして生き残っていきたい」。昨年１１月に右肘を手術し、春季キャンプから２軍調整を続けた茂木。２月２８日の韓国・斗山との練習試合で本塁打を放つなど状態を上げ、満を持しての１軍合流となった。

　この日は全体練習後、約１時間に及ぶ特守を敢行するなど精力的に汗を流した。ベテランの藤田、４年目・村林が結果を残す中、遊撃の定位置獲得へ「そのスタートラインに立てた」と話した。

　平石監督も「『今までの僕とは違います』と話していた。今までと違う姿、言葉が見られている。それを持続してほしい」と大きな期待を懸ける。目標とする「１番・遊撃」の定位置獲得へ、茂木の巻き返しが始まる。