ロッテ・藤岡 1軍復帰へ自ら祝いの一発「フルスイングできた」
「練習試合、ロッテ8-7東洋大」(5日、東洋大川越キャンパス野球場)
自ら快気祝いの1発を放った。藤岡裕大内野手だ。六回無死一塁、3-0からの甘いボールを捉えた。打球は右翼へ消えて行った。
「しょうがない凡打よりも、しっかりと振っていかなければならない。(本塁打は)フルスイングできた」
今季、プロ2年目を迎える。1年目は遊撃手として143試合に出場した。123安打で打率・230、5本塁打、42打点の成績を残した。
2年目の飛躍…ところが自主トレ中に右足ヒザ裏を痛めた。「ピリッときた」という痛みが長引いて、キャンプインと同時に2軍スタートとなった。
焦らず、そしてじっくりと。いまでは不安はない。三回に四球を選び、四回にはキッチリと中前打を放った。
昨年は1試合1安打を目標とした。「今年は2割7分、そして2ケタ本塁打を」と話し、こう続けた。
「プロでは振り切らなければ生きていけない」。9日には1軍合流。遊撃として結果を残している平沢が待つ。「いまは自分のことだけ」。藤岡がキッパリと言った。