中日ドラ1根尾、2・14練習試合でロッテ・藤原と対戦熱望 右足「早く治す」

 右腓腹(ひふく)筋の軽度の肉離れで春季キャンプは2軍の読谷スタートとなった中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18)が26日、大阪桐蔭で行われた卒業式に出席した。久々に仲間たちと再会すると、同じドラフト1位でロッテに入団した藤原恭大外野手(18)の出場が予想される2月14日の練習試合(北谷)への出場を熱望。現実的には厳しいが、驚異の回復力を見せてプロ入り初の“同門対決”を目指す。

 現実的には厳しいかもしれないが、諦めるつもりはない。常々、「負けたくない」と話している藤原と久々の再会を果たした根尾。かつての同僚が出てくるロッテとの練習試合(2月14日・北谷)について質問が飛ぶと「大きなけがではないと思うので、そこまでかからないと思う」と出場を熱望した。

 23日のベースランニング中に右ふくらはぎの肉離れを発症した。2日後にキャッチボールを再開したが、一般的に再発の可能性が高いけがだけに、「焦らずじっくり」が球団の方針だ。根尾も「まずは早く治す」と話している。ただ、長引かせるつもりはない。

 根尾の気持ちを代弁したのは、教え子のすごさを見続けてきた同校の橋本翔太郎コーチ。「多少痛くてもやるタイプ。歯がゆいでしょうが我慢ですね」。これから長く続くプロ野球選手人生。無理は禁物だが、身体能力も、回復力も高い18歳。練習試合がある約3週間後に完治しても不思議ではない。

 濃密な3年間を過ごした母校の卒業式。代表の1人として壇上で卒業証書を受け取った。さらに野球部員として春夏連覇に貢献したとして「桐蔭特別名誉賞」、さらに3年間休まず学校に通ったことで「皆勤賞」の表彰も受けた。

 黄金世代と称され、そのチームを引っ張った2人の対戦-。そこを第一目標に、調整を進めていく。

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