ロッテ・福浦、今季限りで引退 若手育成を決断

 昨季、通算2000安打を達成したロッテ・福浦和也2軍打撃コーチ兼内野手(43)が24日、今季限りでの現役引退を発表した。

 キャンプを一週間後に控えた段階での突然の表明だった。「若手を育てたいという気持ちが強くなった。若手に頑張ってもらって、優勝への力になってほしい」と若手育成に注力する決意を示した。

 26年目のシーズンに備え、今月は沖縄で若手とともに自主トレを行った。まだまだ体は動くが、昨年の契約更改交渉で球団から打撃コーチを打診された時から、気持ちが指導者へと傾いていた。

 “戦友”と呼ぶ同年齢の元西武・松井の引退も引き金となった。「(彼が)いなくなったのも大きいかもしれない。いればもっとオレもと思ったかもしれないが…」と振り返った。

 現役をやりきったとの思いはない。「ファンの前でもう1本打ちたいです」。それでも今季は打者・福浦を捨て、コーチに徹する。

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