ヤクルト・高橋奎二投手（２１）＝が２３日、巨人・上原からの金言を胸に、先発ローテ入りを果たすことを誓った。今オフは現役最年長右腕の自主トレに参加。「一つ一つの動きを大事にされている。学ばなきゃいけない」と感銘を受けた。

　アップやランニングへの入念な取り組み。１球も無駄にしないキャッチボール。すべてが教材となり「ちょっと山なりでも回転数が多くて、最後まで伸びてくる」という球筋に目を見張った。

　そんなレジェンドから、成長へのヒントももらった。一つは制球難につながる頭のぶれをなくすフォームの確立。もう一つはまだ弱い体幹の強化。貴重な指摘に、体幹用のメニューを増やしてトレーニングを積んでいる。

　この日は戸田球場でマウンドからの立ち投げを行い、感触を確認した高橋。上原には「お前は中６日で回らなアカンぞ」とハッパをかけられている。昨季、プロ初勝利を挙げた１４年センバツＶ左腕は、腰の不安もあって登板間隔を考慮されたが「中６日で回ることを目指してやる」と４年目の一本立ちを狙う。