【アスリートめし】オリックス・宗 食べることもトレーニング

 アスリートたちの食のこだわりに迫る企画。栄養バランス、験担ぎ、大好物など、日々の食事に対する選手なりの考え方を伝えていきます。今回はオリックス・宗佑磨内野手です。

  ◇  ◇

 プロ5年目を迎え、宗は並々ならぬ意気込みで日々を過ごしている。昨年12月1日から23日まで米国で自主トレ。レギュラー獲得へ体をいじめ抜いている。並行して取り組むのが食事だ。

 「寮生なんで、バランスよく用意してもらっているご飯をきっちり食べることを心掛けています。まずきれいに食べること。炭水化物の量も晩ご飯は500グラムくらいですが、決められた分量を残さず食べるように。おかずもちゃんと食べます」

 入団以来、なかなか太らないのが悩みだったが、管理栄養士の指導の下、出されたものをすべて食べることを心掛けたことで、現在は入団時に比べて12、3キロ多い90キロ近くまで増量に成功した。

 「体が大きくなるとパワーだけでなく、スピードも付いたと実感できます」

 プレーする上で必要と感じるから、増量にも積極的に取り組む。昨季は試合中にもベンチで補食となるゼリーを口にしていた。野球に結びつくと思うからこそ、積極的に取り組める。

 宗が最初に体重増に取り組んだのは横浜隼人に入学したころだった。入学時は体重65キロ。ひょろひょろといった印象の宗を見て、すぐに太れ指令が出された。

 「入学したらすぐに“食べろ”と言われました。弁当のほかに1日10個のおにぎりを毎日食べていました」

 授業の合間、休み時間ごとに食べて、残りは練習の合間に食べる。3年時には77キロまで増えた。

 「意識して食べないと増えない。(増量の)コツはトレーニングと並行して取り組むことです。自分の体重を毎日量る。それを続けることで意識付けができます」

 体作りの基本となる食。飛躍に不可欠と思うからこそ、懸命に取り組んでいる。

 ◆宗佑磨(むね・ゆうま)1996年6月7日生まれ、22歳。東京都出身。181センチ、90キロ。右投げ左打ち。外野手。背番号6。今季推定年俸1800万円。横浜隼人から2014年度ドラフト2位でオリックス入団。16年9月18日・ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)でプロ初出場初先発(2番・遊撃)。通算87試合出場で打率.226、5本塁打、22打点。

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